木目込み雛人形について

木目込み雛人形とは

木目込み人形

木目込み(きめこみ)雛人形とは、木製の胴体に彫った細かい溝に、布地の端を押し込んで(木目込んで)衣裳を着せて作る伝統的な雛人形です。

今から約270年前(江戸時代中期)、京都の上賀茂神社に仕えていた神官が柳の木で彫った「加茂人形」が起源とされており、それが江戸に伝わって現在の木目込み人形へと発展しました。

【木目込み雛人形の長所】

  • コンパクトで飾りやすい:比較的小さめなサイズが多く、マンションや現代の住宅スペースに最適です。
  • 型崩れせず長持ち:胴体が木(桐塑など)でできているため、衣裳が崩れず経年劣化に強いです。
  • 出し入れが簡単:持ち道具が人形に固定されているものが多く、飾り付けや片付けの手間がかかりません。
  • 温もりのある質感:桐の粉を固めた自然素材で作られており、独特の丸みと温かみがあります。

【木目込み雛人形の短所】

  • 衣裳のボリューム感:絢爛豪華な「衣裳着人形」に比べると、十二単のひだや立体的な絢爛さには欠けます。
  • 存在感:小さく可愛らしい作品が多いため、豪華で大きな飾りを求めている方には物足りない場合があります。

主要ブランド・人気作家の木目込み雛人形

真多呂(またろ)|伝統と格調の高さを誇る最高峰

上賀茂神社から唯一の正統伝承者として認定されている、木目込み人形の最高峰ブランドです。ふっくらとした気品あるお顔と、伝統的な技法に裏打ちされた美しいボディラインが特徴。格調高い本物志向の方に選ばれています。

木村一秀(いっしゅう)|現代の部屋に馴染むデザインと豊富な種類

「一秀」の木目込みは、伝統を守りつつも現代のインテリアに溶け込む感覚が魅力です。可愛らしい丸顔の作品から、コンパクトな収納飾り、パステルカラーの現代的な衣裳まで幅広く展開しており、若いファミリー層から絶大な人気を集めています。

原孝洲(はらこうしゅ)|愛らしい赤ちゃん顔と無形文化財の技

雛人形 原孝洲

無形文化財保持者であった初代・原米州の技術を継承する工房。笹目(ささめ)という筆描き技法で仕上げられた赤ちゃん顔は、見る人の心をほっと和ませる独特の優しさを持っています。

原孝洲の人形の詳細はこちら

ふらここ|マンションにぴったりな現代風赤ちゃん雛

若手人形師の精鋭たちが集結して作る、新時代の木目込み雛人形。手のひらサイズで丸顔の可愛らしい表情は、現代のコンパクトなリビングに自然と馴染みます。

ふらここホームページへ

久月(きゅうげつ)|有名作家の木目込みを幅広くラインナップ

雛人形 久月

創作人形作家・芹川英子監修の古典的な名品をはじめ、杉田明十志、真多呂、木村一秀など、一流作家の木目込み雛人形を総合百貨店のように豊富に取り揃えています。

久月ホームページへ

吉徳大光(よしとくだいこう)|パステル調やモダンな伝統工芸品

雛人形 吉徳大光

伝統工芸士・有松陽寿による明るいパステル調の作品を中心に、柿沼東光や木村一秀といった人気作家の木目込み雛人形を取り揃えています。

吉徳大光ホームページへ

その他の有名木目込み作家

独特のモダンな造形美でファンが多い柿沼東光や、小ぶりで躍動感あふれる作風の幸一光など、個性的で芸術性の高い木目込み人形師が多数活躍しています。

衣裳着雛人形についてご覧になりたい方は
衣裳着雛人形の特徴と選び方

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