雛人形・ひな祭りについて

ひな祭り(桃の節句)は、子どもの健やかな成長と幸せを願う行事として親しまれています。 このページでは「ひな祭りの由来」「雛人形の種類」「飾り方の違い」「雛人形に含まれる物」を、初めての方でも迷わない順でまとめました。

ひな祭りとは

ひな祭りの起源は、古い時代の厄払いの風習(人形(ひとがた)に穢れを移すお祓い)や、 貴族の子どもたちの遊びとして行われていた「ひいな遊び」などが結びつき、 「上巳(じょうし/じょうみ)の節句」として定着していったものだとされています。

現代でも、ひな祭りには、我が子の健やかな成長と幸せを祈って雛人形を飾ります。

雛人形について

雛人形の種類

雛人形には木目込み雛人形と衣裳着雛人形がございます。

木目込み雛人形

木目込み雛人形とは、木製の胴体に溝を彫り、そこに布地の端を埋め込んで衣裳を着せて作る雛人形です。 木目込み雛人形の場合は、作者によってお顔だちが異なり、表情にとても味わいがある雛人形です。

詳しくは 木目込み雛人形について

衣裳着雛人形

衣裳着雛人形とは、仕立てた衣裳を胴体に着せ付けて作る雛人形です。通常、お顔と胴体は別の作者が制作し、 完成した胴体にお顔を取付けて仕上げます。絢爛豪華なお衣裳を着た、とても綺麗な雛人形です。

詳しくは 衣裳着人形について

さらに、七人~十五人飾り(多段飾り)、五人飾り(出飾り)、二人飾り(親王飾り)と種類が分けられております。

飾り方の種類

七人~十五人飾り(多段飾り)

七人~十五人飾りの特徴(多段飾り)

最も人数の多い雛人形が十五人揃いですが、十五人揃いには、七段飾りと五段飾りがあります。 一番豪華で大きな飾りが十五人揃い七段飾りで、これを少しコンパクトにしたのが十五人揃い五段飾りになります。
また、少し人数の少ない飾りとして、十人揃い五段飾りというのがあります。

一般的に十五人揃いには、七段飾り・五段飾り共に、雛人形十五人と雛道具、雪洞(ぼんぼり)、花飾りが含まれます。 一方、十人揃いには、雛人形十人と雛道具、雪洞、花飾りが含まれます。

こんな方に向いています:
・行事感をしっかり出したい/毎年きちんと飾りたい
・華やかさ・情報量(雛道具含む)を重視したい

五人飾り(出飾り)

五人飾り(出飾り)の特徴

男雛・女雛に三人官女を添えた飾りです。親王飾(男雛・女雛だけの飾り)だけでは、 ちょっと寂しいとお考えの方にぴったりの飾りです。

一般的に、五人飾は三段に飾ることが多く、雛人形五人と略式の雛道具、雪洞(ぼんぼり)、花飾りが含まれます。

こんな方に向いています:
・見栄えは欲しいが、段飾りほど大きいのは難しい
・親王飾りに“少し華やかさ”を足したい

二人飾り(親王飾り)

二人飾り(親王飾り)の特徴

男雛・女雛だけの、最もシンプルな飾りです。飾り場所や収納スペースを取らず、出し入れも簡単な雛人形です。
「お雛さまの出し入れが、少し面倒かも…」とお考えの方には、ぴったりの飾りです。

一般的に、親王飾には簡単な前飾り、雪洞(ぼんぼり)、花飾りが含まれます。

こんな方に向いています:
・省スペース/収納のしやすさを最優先したい
・出し入れの手間を減らして、毎年気軽に飾りたい

雛人形に含まれる物

親王雛(内裏雛)

親王雛(内裏雛)

男雛と女雛一対をいいます。本来は、男雛、女雛は天皇と皇后の両陛下を表わしますが、一般的に殿と姫と呼ばれています。

三人官女

三人官女

お内裏さま(殿・姫)のお世話をする宮仕えの女性です。向って右から長柄の銚子、三方、加えの銚子(正しくは提子)の順に飾ります。

五人囃子

五人囃子

能楽の囃子方を模したもので、向って右から謡、横笛、小鼓、大鼓、太鼓の順に飾ります。

随身

随身

宮廷を警護する儀仗姿の武官です。一般的に左大臣・右大臣ともいいます。向って右に老人、左に若人を飾ります。

仕丁

仕丁

別名を衛士(えじ)ともいい、殿が外出するときの従者です。向って右から立傘・沓台、台笠の順に飾ります。

雛道具

雛道具

雛道具には、菱高三方揃(菱餅、高坏、三方)、嫁入り道具(箪笥、長持、鋏箱、鏡台、火鉢、台子(茶道具)、膳揃い)、牛車、お駕籠、重箱などがあります。

花飾り

花飾り

一般的には桜・橘(「右近の橘」、「左近の桜」)ですが、木目込み人形の場合、多くは紅白梅(紅梅・白梅)を飾ります。

雪洞(ぼんぼり)

雪洞(ぼんぼり)

一般的には雪洞ですが、木目込み人形の場合、多くは燭台(しょくだい)を飾ります。

よくある質問

雛人形はいつ飾るのが良いですか?

地域やご家庭の考え方で違いがありますが、行事に向けて無理のないタイミングで飾るのが一般的です。毎年同じ時期に出すと習慣化しやすくなります。

男雛・女雛の左右(並べ方)は決まりがありますか?

並べ方には地域や流派、メーカーの考え方で違いが見られることがあります。購入した雛人形の説明書・販売店の案内に合わせるのが一番確実です。

初めてで迷う場合、どの飾り方が選びやすいですか?

置き場所・収納・出し入れの手間が判断の軸になります。省スペースなら親王飾り、華やかさも欲しいなら五人飾り、行事感をしっかり出したいなら段飾りが選ばれやすいです。

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