兜飾り五月人形とは

端午の節句には、男の子の身を守る「お守り」として兜や鎧を飾ります。かつて武将が神社仏閣に奉納した本物の甲冑を参考に、現代の技術でコンパクトかつ美しく作られています。
兜飾りは、兜を中心に両脇へ「弓太刀(お守りの弓と刀)」を添えて飾るのが一般的です。飾る場所や収納スペースをとらず、出し入れも簡単なため、現代の住宅事情において最も人気のある五月人形です。
【兜飾りの長所(メリット)】
- 出し入れが簡単:兜と弓太刀が中心のため、飾り付けや片付けの手間が非常にかかりません。
- コンパクト:比較的小さめなセットが多く、マンションのリビングやチェストの上にも手軽に飾れます。
- 子供が怖がらない:鎧飾りのように顔を覆う「面頬(めんぼう)」がないため、幼いお子様でも怖がりません。
【兜飾りの短所(デメリット)】
- ボリューム感:全身を飾る「鎧飾り」に比べると、どうしても豪華さや重厚感は控えめになります。
兜飾りの3つのタイプ(江戸甲冑・京甲冑・新型甲冑)
兜飾りは、作り方やデザインのスタイルによって大きく3つに分類されます。お部屋の雰囲気や好みに合わせて選びましょう。
■ 江戸甲冑(えどかっちゅう)|渋みと重厚感のある本物志向
武家社会の実戦用兜の技法を忠実に再現したスタイル。派手な装飾を抑え、革や和紙、漆などを用いた「本物だけが持つ落ち着いた重厚感」が魅力です。
■ 京甲冑(きょうかっちゅう)|きらびやかで格調高い伝統美
京都の貴族文化から生まれた絢爛豪華なスタイル。細やかな金属工芸や金箔を多用し、龍の前立てなどを配した、華やかで品格漂う外観が特徴です。
■ 新型甲冑(しんがたかっちゅう)|おしゃれで現代的なデザイン
現代のインテリアに馴染むようデザインされた新しいスタイル。パステルカラーの縅糸(おどしいと)や、モダンなケース飾り・収納飾りなどバリエーションが豊富です。
主要専門店の兜飾りの特徴
原孝洲(はらこうしゅ)|本物志向の「江戸甲冑」にこだわり

細部にまで決して手を抜かない本格的な甲冑作りにこだわり、名匠(甲冑師)が手作業で仕上げる落ち着いた渋みのある「江戸甲冑」を豊富に取り揃えています。
ふらここ|マンションに最適な「新型甲冑」&収納タイプ
現代の居住環境に合わせたスタイリッシュな「新型甲冑」が得意。和室だけでなく洋室にもお洒落に映えるコンパクトな兜飾りや、台の中にすべて納まる収納タイプが充実しています。
久月(きゅうげつ)|豪華な「京甲冑」から高床台飾りまで網羅

見栄えのする煌びやかな「京甲冑」を中心に、飾った際に見栄えがする高床台飾りなどを得意としています。「麒麟児の兜」をはじめ、伝統の中にオリジナリティが光る逸品を取り揃えています。
吉徳大光(よしとくだいこう)|名匠の手がける江戸甲冑・京甲冑の揃い踏み

華やかな「京甲冑」から重厚な「江戸甲冑」まで幅広くラインナップ。有名甲冑師の作品を取り揃えており、伊達政宗や上杉謙信といった人気武将の兜飾りも豊富です。
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