ここでは五月人形を選ぶ際や、購入後のよくあるご質問をご覧いただけます。
- 初節句とは何ですか?
- 初節句とは、子供が生まれて初めて迎えるお節句のことです。男の子の場合は、生まれて初めて迎える端午の節句が初節句です。
- 生まれてすぐでも、初節句はしなければならないのですか?
- 端午の節句は、元々は、年齢を問わず、男の子の立身出世を願うお祭りとして行なわれていました。そして、江戸中期頃から、男の子の誕生を祝って行なわれる初節句が盛んになり、それが現代に引き継がれています。 初節句は、子供が生まれて初めての端午の節句ですから、本来は5月5日に生まれても、その日が初節句です。しかし実際のお祝いは、お宮参り(生後30日前後)を基準とし、生まれて初めての端午の節句がお宮参り以前に来る場合は、お祝いを翌年に延ばすことが多いようです。
- なぜ、五月人形を飾るのですか?
- 五月人形の始まりは、身代わりとして厄(やく)を背負ってもらうための人形(ひとがた)です。身に降りかかる災いを「厄(やく)」といいますが、特に小さな子供は、病気にかかったり、けがをしたりすることが多いものです。そのため、生まれた子供が健やかに育って欲しいと願いを込めて、五月人形を飾ります。
- お父さんの五月人形を飾ってはいけないのですか?
- 五月人形は、その子の厄(やく)を背負ってくれる『お守り』です。お父さんの五月人形は、お父さんの厄(やく)を背負ってくれました。そして、我が子には、その子の厄(やく)を背負ってくれる五月人形を用意してあげることが大切です。
- 次男には、五月人形はどうしたらいいのでしょうか?
- 本来は、五月人形は一人一飾りが基本です。でもそれは、経済的な事情が許せばということが大前提です。とはいっても、下の子に何もないのはかわいそうなものです。一般的に兄弟がいるご家庭では、次男、三男には小さめの飾りや童人形などを購入することが多いようです。
- 五月人形は、誰が買うのですか?
- 古くは家を継ぐ男子の誕生祝として、父親の家で用意をしました。しかし現代では、雛人形と同じように、母方の実家が贈るケースが多いのも事実です。ただし、地域の習慣の違いや経済的な理由もあるので、両家で話し合って決めるのがよいでしょう。何が正解ということはなく、両家の事情を考慮して決めれば大丈夫です。
- 購入するお店を選ぶ基準は何ですか?
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- 大幅に値引きをするお店は要注意です。 一般的には、定価を高く設定し、大幅に値引きをしている場合がほとんどです。
- 強引な売り込みをしないお店を選びましょう。 「他のお店も見てきます」と言った時に、気持ちよく「またご来店ください」と送り出してくれるお店は、良いお店です。
- 店員が、商品知識のあるお店を選びましょう。 自店で扱っている商品に関して、ちゃんと商品知識があるお店を選びましょう。高額なお買い物ですから、どんどん質問をして相談に乗ってもらい、ベストなお人形を選びたいものです。
- 店員の態度がよいお店を選びましょう。 基本のマナーがなっていないお店は、商品もいい加減なことが多いものです。大切なお祝いのお品ですから、スタッフが親切で対応のよいお店で買いたいものです。
- 店内の掃除がゆき届いているお店を選びましょう。 展示されているお人形がきれいに掃除されているお店は、スタッフの気配りがゆき届いているお店です。 五月人形が埃をかぶっているようでは、アフターサービスも期待薄です。
- 歴史があるお店を選びましょう。 歴史の長いお店には、それなりの理由があります。それゆえ、創業○○年というのもひとつの目安です。
- 常設のお店を選びましょう。 人形店の中には、シーズンだけ営業しているお店もあるので、注意が必要です。毎年飾るお人形ですから、壊れたり傷付けてしまった時に、シーズンオフでも親切に修理に応じてくれるお店を選びましょう。
- 人形の街として浅草橋や岩槻の名前をよく聞きますが、どんな所ですか?
- 浅草橋(東京都)も岩槻(埼玉県)も江戸時代から続く人形の街ですが、浅草橋(東京都)は人形を販売する街。岩槻(埼玉県)は人形をつくる街として発展してきました。 歴史的には、江戸時代に五代将軍・徳川 綱吉公が京都から人形師を招き入れ、岩槻(埼玉県)で製造した人形を浅草橋(東京都)で売る仕組みを築いたといわれています。 今では、岩槻(埼玉県)にも多くの販売専門店があり、浅草橋(東京都)と勢力を2分するようになりました。
- 京甲冑と江戸甲冑の違いは何ですか?
- 京甲冑は、京都の貴族社会の中で生まれ育った、きらびやかな甲冑(兜・鎧)です。一方、江戸甲冑は、武家社会の中で、実戦に用いられた鎧兜(よろいかぶと)と同じ制作技法でつくられた甲冑(兜・鎧)のことをいいます。 京甲冑は、金属の装飾金具を組み合わせ、京都らしく金箔を多用し、龍の前立てを配してつくる派手な外観が特徴です。江戸甲冑は、華美な装飾はなく、本物だけがもつ落ち着いた重厚感が特徴です。
- 内飾りと外飾りの違いは何ですか?
- 内飾りとは、室内に飾る五月飾りの総称です。兜飾りも鎧飾りも大将飾などは、全て内飾りです。また、室外に飾る五月飾りを外飾りといい、代表的なものに、鯉のぼりがあります。一般的には、都市部の住宅では、内飾りを豪華にする傾向があり、反対に地方では、大きな鯉のぼりを立てるなど、外飾りを豪華にする傾向があるようです。